アンソロジー発行  予告
〜冷静編〜

    


椿木泰之丞(以下、棒):ハロー、エブリワン。女子の永遠の憧れ、椿木泰之丞です。

辰波一刀斎(以下、一刀斎):・・・・・・。

棒   :今回はアンソロジー発行ということで、非常におめでたい席にお招きいただいて、感謝の念に堪え
     ません。ありがとうございます。

一刀斎:・・・・・・・・・。

棒   :・・・・・・・・・。

一刀斎:・・・・・・・・・・・・。

棒   :一刀斎、何かしゃべらぬか。

一刀斎:(はっ)

棒   :完全に無関係を通すつもりであったな。そんなことは許されん。

一刀斎:くっ。仕方あるまい。では、何をしゃべれば良い。

棒   :ふむ、そうだな。おぬしの紗依への愛でも語ってみたらどうだ?

一刀斎:なっ!!?

棒   :何だ、はとが豆鉄砲食らって猫に追い掛け回されて溝に落ちて溝鼠に襲われたような顔をして。

一刀斎:たとえが長すぎて分からぬ!

棒   :ふふ、やっとまともにしゃべったな。

一刀斎:ふん。

棒   :とはいえ、さっきの話題が流れるわけでもない。さ、紗依への思いを発表するといい。

一刀斎:冗談ではない。断る!

棒   :では、おぬしがこの場を取り仕切ってみるか? それも一興だな。さあ、やってみろ。

一刀斎:ぐっ・・・。

棒   :ほうら。

一刀斎:ぐぐっ・・・。

棒   :ほらほら。

一刀斎:・・・・・・・・・一度しか言わぬ!

棒   :うむ、いいだろう。それくらいがちょうど良い。

一刀斎:ちっ。
     いいか、女。良く聞け。拙者はおぬしのことを――――

棒   :あ、時間だ。

一刀斎:何!?

棒   :悪いな、一刀斎。タイムリミットが迫っておる。そろそろ閉めねばならん。

一刀斎:き、貴様っ・・・!

棒   :ではおさらいをしよう。アンソロジー発行は「乙女祭・2」、6月22日(日)だ。
     そうだ、約束の証として、拙者と誓いの口付けをしよう。

一刀斎:ふざけるな! 女、口付けするのは拙者とだ!

棒   :フフフ、そうではなくては。では、また会おう! アディオス!

一刀斎:覚えていろ、泰之丞・・・! このカリは必ず!






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