アンソロジー発行  予告
〜熱血編〜

    


村雨心ノ介(以下、心):はいはいはいはい! ちわーー!!

筑波宗重(以下、宗重):何か、騒々しいでござるな。どうかしたのか、心殿。

 :え? だってこれ、アンソロジーの告知ページなんだろ? 勢いが大事かなーと思って。

宗重:だからといって、騒々しければ離れていくものもいるのでは?

 :そうなの? あ、じゃあ、今のなし! テイク2で! 最初からしんみりやり直すから。

宗重:残念ながら一発勝負のようでござる。続けますぞ。

 :げっ、マジ? 宗重さんの力で何とかならねえの? いい年だしさ。

宗重:・・・・・・拙者はどうせしがない中間管理職だもんね。特に権限とかないもん。ふーんだ。

 :あーあ。いい大人がいじけちゃったよ。

宗重:いいもん、拙者、紗依をお嫁さんにもらうから。

 :って! 何勝手なこと言ってんだよ! この先いいことあるか分からないからって、勝手な未来日記
    書くなよ!

宗重:はあ? 他人に迷惑とかかけてないしィ。あたしの勝手じゃん?

 :かけてるし! 俺、あんたの発言処理すんの、すげー迷惑だし!
  
 ちょっと斜に構えた女子の物まねしたってごまかせるか! 何よりキモイ!!

宗重:はあ、やれやれ。最近の若者は、ことあるごとに「キモイ」、「めんどい」、「ウザイ」と言って・・・。

 :うわ、出たよ。「最近の若者は」発言。

宗重:心殿。拙者がその性根を叩きなおしてやろう。まあ、紗依と夫婦になった暁には、そんな暇ないがな。

 :だから! あんたと紗依が夫婦になることはない! 
 
  何故なら! さっ、紗依はっ・・・・・・・・・俺と夫婦になるんだからな!

宗重:んん〜? 今何か蚊の鳴く声が聞こえたなあ。気のせいかなあ。

 :あんた・・・・・・やんのか?

宗重:そうやってすぐにかっとなっていては、紗依が逃げていくぞ。

 :あんただって、そんな余裕ぶっこいていると痛い目見るぜ。女子は何だかんだ言ったって、若い方が
 
  いいんだから!

宗重:甘いな、心殿。いくら若くて夢や希望を抱いていようとも、先立つものがなければ生活もままならな
    い。女子は生活の安定性を求めておるのだ。

 :いいぜ。じゃあ、そうやってあんたはお城の中で一生紗依を待ってな!
 
  俺はこれから紗依を迎えに行ってくるから!

宗重:なっ! 抜け駆けは許さぬ!

 :どっちが紗依の心を奪うか、勝負だ!

宗重:望むところ!!

(ドタドタドタ!)

初姫:全く、紗依の周りには馬鹿しかおらぬのか!
    仕方ない。わらわが閉めてやろう。
    いいか、アンソロジー発行は「乙女祭・2」、6月22日(日)だ。
    もうすぐ初売りじゃ。よろしく頼む! わらわも皆を待っておるからな♪






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